2009年1月12日月曜日

2009年通勤風景(その1)(2009/1/6)

年始から強盗慶太の敷設した東横線で通っている。(この選択にはまあ色んな意味があるのだが)この日も横浜から乗った。ちょっと狭いなと思った4人掛け+3人掛けの7人掛けの席のうちの4人掛けの席の方に座る。

体質的とかそんな言い訳は効かないほどの自制心の無い型肥満のオッサンが左に居る事が大体狭いのだが、右のOLか学生の若い女が自らの横にプラスチック製のブリーフケースを置いているのが狭いのを益々狭くしている。こちらが腰掛けると、若い女はそれに反応するように明らかに故意にブリーフケースをグイグイと押し、出て行けと言わんばかりの行動に出る。「鬱陶しいな~」と思っていたら、今度は左の肥満が明らかに故意に肘を突き出してくる。

二、三駅こんな奴等に挟まれながら不愉快な気持ちでいたが、不意にそんな自分が馬鹿馬鹿しくなった。

まるでこれじゃあデブがエジプトで、女がレバノンかヨルダンかシリアで、女のブリーフケースがガザ地区で、オイラがイスラエルみたいな構図ぢゃん。オイラから見ればオイラがガザ地区で、デブが米帝で女が英帝で、ブリーフケースがイスラエルやねんけどな。
自分達の縄張り争いに汲々とするのは、悲しいかな人間の生まれもってのサガなのかも知れない。
そうか!その心理をゲームにしたのがイス取りゲームなわけやな。

因みに、隣の女に「カバンは網棚に置かれたら如何ですか?」と言ったが無視された。因みにこの女はセレブに人気の自由が丘で降りていった。隣のデブは狸寝入りを決め込んでいたが、次の駅で隅の席にヨタヨタと移動していった。

強欲な奴はいつでも、どこでも強欲である。人に合わせる、人と分かち合うと言うのをしらない。
しかしながら強欲な割りに電車で通っているわけだから、どうも強欲が収入とかで実を結んだことが無いようだ。
己を知れ!この強欲!