2008年2月2日土曜日

1K記(2008/2/2) 


早いもので既に今年も二ヶ月目に入った。この週末は自宅には帰らないのだが、今週は珍しく会社帰りに飲みに行くことが無い週だった。昨日は週末に関わらず残業に明け暮れたので帰宅も遅く、朝はこれでもかと言う程寝坊をする予定であったのだが、哀しいかな朝の9時には覚醒してしまい起きざるを得なくなった。午前中は掃除洗濯、昼前になってどうしてもコーヒーが飲みたくなり、インスタントコーヒーを買いに出たついでにこの休日二日分の食料を買出しに行く。帰省旅費捻出の為、並々ならぬ努力をしており野菜も動物性蛋白質も選ぶ時は主婦に負けない眼を養っているつもりだが、この二日分の食費を払った後に必要経費を除くと残り給料日まで使える金は二万ちょっとになってしまった。あと給料日まで何日ある?しかしながらそんな事で引き篭もっていても仕方が無いので、女房の実家から貰って来た昔女房が使っていた自転車でご町内をうろつく。県警のパンダとすれ違った時、助手席の若い警官が訝しげにこちらにメンチを切って来たので切り返していたが、よくよく考えると傍から見たら怪しいオッサンが拾ってきた様な女性用自転車に乗っている訳だから奴等にメンチ切られるのも当たり前か・・・?!しかも防犯登録の所有者とは違うワケで、こりゃ職質されていたら厄介だったなと暫く経ってから漸く気づく。夕方、家に帰って寒いのでこの単身赴任生活で最初のおでんを作る。まあおでんならうまくいけば三日三晩、飽きるまで食べつづけられる(と思う)。鍋をして人を集めない限りは孤独な独身の休日の夕食。悔しいかな金が無いのでおでんにはビール!と言う気持ちを抑えつつ、飲み慣れない発泡酒で一人で乾杯!で缶に書かれた原材料を見てこの酒は発泡酒ですら無い事に気づいた。エンドウ豆が原料なんだってさ、この飲み物。うーんHPを見ると新ジャンルとかで苦肉の製品なのだろうが、発泡酒なんて存在はそもそもがすばらしい酒文化がありながら「酒なんて課税の対象」としか考えていない役人が牛耳る悲しいこの国独特のモノだろうし、そんな抑圧の象徴みたいな「ビールの紛い物」を、折角の週末の日の夕方に飲むのは「週末にはプレミアムなビール!」と決めているE.Yazawaで無くてもオイラも嫌なのだが、遂に自分自身で懐具合を気にしてこの様な酒を選ばざるを得なくなってしまったのは、幾ら帰省費を浮かす為とは言えちょっと哀しい。