えきまえの皆さまえ
ながいじんせい苦じゅうのせんたくもあるよって。
この度は、ワシがそのせんたくをせんとあかんようになってもおた。
8がつ6かの鍋はけっせきさせてもらう。
石がつまったんやないで、それは結石や。
いい出したのもワシや。
ぶちこわすのもワシや。
人生はんせいばかりや。
えきまえのみなさんへは、ちょうせいかけてもらってわるかったとおもうとる。
アジト提供のえいぎょうちゅうと陣馬笛のちょうちょうさんには、ほんまに申し訳ないとおもうとる。
できることなら、とうじつあつまれるなかまだけで鍋してほしいとおもうとる。
きっかけはなにであれ、ワシもひとの子、ひとの親や。
ろくでなしやけど、ひとでなしにはなれんわな。
まだとしはもいかん子どもを、両おやのいない真夏のいえの中にはほうっておけんわな。
ほうっておいたらきょねんパクられたキャバクラじょうとあまり変わらんやないかとおもおたわな。
ヨメとの縁はきれたとしても、親子の縁はきれんわな。
ワシにはなつやすみのもくてきがひとつ減った。
しばらくワシもきゅうじょうする。
何をやっても、あかんときはあかんのや。
四方しかたありまへん。
びょうにん21めんそう