2008年9月27日土曜日

1K記(2008/9/27)










いよいよ引越しの日。午前10時に定刻通りに引越し屋が来てダンボール箱約10個とその他諸々の品を僅か15分程度で持っていった。残ったのは譲るか引き取ってもらう電化製品以外の若干の生活用品とスーツケース1個のみ。午後にクルマを借りてきて丹波の山奥の事務所に引き取ってもらう冷蔵庫を運ぶ。帰りに六甲山に上って大阪湾の夕景を見に行く。昔のホームグラウンドだが、今やなかなかこの山の上から景色を臨む事は容易ではない身になってしまった。つるべ落としの様に暮れ寒くなった秋の夜長に、これまた何も無くなった1K庵でポツンと残ったTV受像機で僅か数キロ先の甲子園でやっているナイトゲームを眺める。また我がタイガースは巨人に負けやがった。不貞腐れて寝袋しかない夜具に足を突っ込んでいたが、夜長に日本酒を買いに走る。で酔った勢いで最後の一枚を撮っていたらカメラを落としてしまい、デジカメが壊れてしまった。あーぁ1K庵とデジカメに合掌!!

2008年9月23日火曜日

1K記(2008/9/23) 













1K庵に居られるのも今日を含めあと残り5日と半日。休みなので思いっきり寝てやろうと思っても、哀しいかな6時半前には眼が覚める。窓から秋の空を眺める。ついこの前までは夏空であったのだが、今やすっかり夏とは違う透明感に満ちた秋の空、雲の表情まで秋の空だ。そして心にはなぜか一抹の寂しさがこみ上げてくる秋の朝。朝飯は最後の自炊。先週から食べるつもりで買っていた塩鯖と白飯。これがこの庵での最後の飯となる。最後の最後まで鯖だった。昼過ぎまで引越し荷造りに追われる。昨年の晩秋にスーツケース1個で来た筈なのに、その場でスパッと捨てられない無駄と煩悩が約10個の段ボール箱となって残っている。夕刻近くになって、この単身赴任中よく遊びに行った櫛谷西宮店に最後の挨拶に行く。店主は店の奥で背中を丸め懸命にミシンを踏んでいた。我が人生は「一期一会」、また何時かの再会までお互い体に気をつけて!夕方6時過ぎには女房の実家に呼ばれ苦楽園に食事に行く。思えば二年前の秋の仕事上のトラブルで大阪に長期出張になっていからずっと今まで女房の実家には世話になり通した。本来であれば私が食事を招待するべきであったか・・・?すっかりご馳走になり店を出ると秋祭りの真っ最中であった。別ればかりの秋分の祭日はもの哀しさでどっぷちと日が暮れた。

2008年9月21日日曜日

秋刀魚の宴、再会そして別れ



前夜から秋刀魚の宴に向かったのである。ゆったりと四国時間が流れる山の中。風の谷。四年ぶりの友人邸。邸前の庭にテントを四張り。朝からビールを飲み始める輩五名、二日酔いで倒れる輩一名。

朝から秋刀魚を炭火で焼き、いつの間にか焼き秋刀魚の宴がバーベキューになっていたのは言うまでも無い。ビールの消費は推計16リッター。この宴はまさに昨秋の単身赴任時から始まった1K庵での隔月の宴の最終章であった。宴は楽し、だが楽しいだけにその後に来る別れは一層哀し。涙は見せないが、次の再会まで、、、、、、、、**待て!!次号**

2008年9月20日土曜日

1K記(2008/9/20) 最後の一汁一菜

土曜日。来週の引越しに向け、宴に向かう夕刻までは只管荷造りの週末。



実は朝食なのだが、、、、単身赴任解除が月末に迫り、残業しているか飲みに行っているかが多かった今週。折角、夕食の食材をストックしていても自炊出来たのはドサであった火曜日のみ。で、あまった食材を当然捨てる訳にはいけない。最後の米を0.7合ほど炊いて、ほうれん草は炒めて塩をかける。塩鮭はムニエル風にと思っていたが、結局炒めている間に身をほぐしてしまい単なる鮭フレークになってしまった。週明けからは冷蔵庫の運用を停止し転居準備に入るので、自炊生活の〆なのであるが、何とも締まらない最後の一汁一菜であった。まあ食べてうまけりゃそれで良いのだが。

2008年9月16日火曜日

1K記(2008/9/16) 


前回の1K記の投稿が9/3。あれから既に二週間経ってしまった。今日は午前中、神奈川の自宅を出て港区のご本社様にドサ。来期のボスに挨拶して組織の話をして帰ってきた。偉そうな事を言っても単身赴任解除の暁は、千葉の片田舎で現場処理にまた舞い戻ってしまうのが解ってしまった。肩書き上の出世にはあまり興味が無いが、自らのやりたいことはこの職種を全社的な横断組織にする事が目標。で無いと会社組織として地域差の有る統一感の無いバラバラな品質の製品を世に出してしまうワケで、戦略もへったくれも無くなる訳で、今まで何年も訴えてきたのだが、単身赴任の見返りにそんなチーム編成がされる訳も無かった。まあこの組織の末路が見えてしまった気がする。結局、上に立つ人間は現場組織の仕事なんかはどうでも良いワケで、この分野を戦略的に考えるなんて事は毛頭無いわけだ。と話は長くなったが、昼過ぎに帰阪して会社には出勤せず「ヤッテラレナイ!」ので半休とする。以前、検査した結果が聞きたくて病院に行き、結果を聞いて帰宅。夕刻から夕飯仕込み。今日はモヤシ炒め豆腐チャンプルーとした。薄味が利いて美味ぃ!にはちと遠い。がこれもいい思い出になるのだろう。いよいよ大詰め、一汁一菜生活は遂に今週最終章。


2008年9月3日水曜日

1K記(2008/9/3) 


久々の1K記。9/30には撤退命令が出ているので、残すところあと27日の1Kである。今日も一汁一菜を続けている。ここに来て一菜と言うよりは毎日、一麺と言う感じである。一昨日、昨日と退社後に外で飲んで帰投したので素麺、インスタントラーメンと夕飯が続き、今朝は饂飩一玉に讃岐で買った生醤油をかけて「醤油饂飩」とした。で、夕飯は久方ぶりの焼き蕎麦である。独身時代を含めて単身生活の自炊生活の基本はやはり炒め物だ。手っ取り早くて調理が楽。
で、いきなりの首相退陣のニュースは月曜日に伊丹の立呑屋で聞いた。
色々と理由はあるのだろうが、結局はどんな理由をつけたとしても「自己都合」でしか無い訳だ。
こんな責任感のへったくれも無い二世宰相が、二人も続けて辞めたのだ。この国の政治の貧困さには宇宙人ジョーンズで無くても呆れる。
でも二度あることは三度ある。次期首相候補のセメント屋の息子の、品の無いオタク爺ぃも二世だ。
今は騒いだとしても、所詮一年後には同じ結果にならないとは限らない。
まあいずれにせよ気楽な商売だ。
こちとら泥沼38度線の状態でも、何もかも放り出して「夫を突然辞任!」なんて訳にはいかないのだ。
まあ、それは女房も一緒だろうが。。。