2008年1月17日木曜日

1K記(2008/1/17) 


本日の献立。鯖の塩鯖、ほうれん草のおひたし、えのき茸の焼き物(解凍しただけ?)、味噌汁の代わりにうどんを味噌汁の中に入れた味噌汁うどん。やっぱり肉より魚よ!オーブンで焼くのに二十分程かかったが旨みの乗った良く焼けた鯖に白飯は何とも美味。単純だが昔ながらのこんなメシが非常にうまい。久しぶりの魚にやはり自分が魚に飢えていた事に改めて気づく。人間四十歳の峠を超えると不思議に嗜好が魚や和食に傾いていくのは世の常だが、高級魚でなく鯖の様な何の事は無い大衆魚のほうが美味い気がする。まあ偏屈な自分の性格が味覚までひん曲げているのかも知れないが?ただ、食に拘り、毎日暖かいメシが食べられる事の幸せには本当に感謝だ。因みに十三年前の今日。朝、駆けつけた三宮の町のど真ん中で倒れていた自販機から買った紅茶を飲んだ以外は夕刻まで飲まず食わずだった。あの日の夕飯は既に夜の九時を回っていたと思う。当時、木賃アパートであった我が家に東灘区から避難した来た後輩二人と、飲料水と言う飲料水が全て売り切れていた近所の自販機の中で唯一売っていたビールで、生き残った事に対してささやかな杯をあげた後、隣の町内の中学校まで歩いて既に始まっていた配給で水を調達してわずかばかりの米を炊き、これもたまたま持って来たレトルトのカレーを野宿用のコンロで暖めてカレーライスにして三人で食ったのを良く覚えている。時々襲ってくる余震の恐怖におののきながら三人で食った僅かばかりのカレーライスがどんな味だったのかは残念ながら既に覚えていないが、、、。あの日から既に十三年、今日もこの様に何事も無くメシを食える事に感謝!