2012年10月9日火曜日

Weekly blog 2012/9/30~10/07

2012/10/07(日) 四十九日 

「秋空に 蜻蛉迎える 七七日」 煩悩

朝早くから起床、実家の中を掃除し、喪服に着替え、十時過ぎに父を老人ホームに迎えに行く。

父は普段着だが、小奇麗なジャージ姿に着替え車椅子で待っていた。ヘルパーさんに「行ってらっしゃい」と声を掛けられ、実兄と二人で借りてきた車に乗せる。ホームから凡そ五分程で法要会場に到着。

既に母親の弟である伯父さん達が揃い、父の実妹の叔母さんも到着。そうこうする間に、実兄の家族が滋賀県から到着し、話もそこそこに菩提寺から坊さんが到着。

11時、坊さんのお経で法要開始。真言宗特有なのか、「おかんき」と言って式場から渡された経文を皆で声を出して読むのだが、、本日の登板坊は「咳き込む」「声が掠れる」「途中を端折る」を連発。

法要に集まった遺族関係者に対して、プロの仏門人として、最低のことが出来てない!っての。

要はプロ意識が足りないの!鉄人金本の哲学を見習えっ!ての。

まあ母の法要だからして、あまり失礼の無い様にとは思うものの、立派な坊主だったら遺族の法要にかける思いをわからなアカンはなぁ。

おかんきの後に、実家裏の共同墓地に移り皆で納骨。前日、兄弟三人でピカピカに磨き上げた墓を開いて、喪主である実兄が納骨。よく考えるとこの裏山の墓地からは、亡き母の故郷である讃岐の山々がすぐそこに見え、母の魂もきっと落ち着けるところであろうと、(無理やりだが)納得する。

納骨から帰り、法要会場にて昼食。専ら私は足の不自由な父親の世話係りなのだが、父親を小用に連れて行っている間に食事会はお開きになり、直ぐに福祉タクシーが父親を迎えに来て法要会は終了。これにて亡き母の四十九日もまずは終了。

タクシーに便乗し、私が老人ホームまで父を送って行く。その後で実兄の家族と実姉がホームに来て、母亡き後、気落ちしている感が大いにある父を励ます。昔気質の父親なので多くは語らない。が、ポツリと「寂しいわい」と言われるとやはり心配になる。残った余生を、思う様に過ごさせてあげたいと切に願う。

15時過ぎに老人ホームを辞去し帰途に就き、16時半前に岡山から川崎N700RRの人となる。

母が急逝して約一ヶ月半、精神的にもかなり疲れていたのだろうが、四十九日で母も漸く向こうの世界に辿り着けたのだろうという安堵感からか、この日ばかりは新神戸辺りから静岡位まで完璧に熟睡だった。