2008年3月29日土曜日

甲子園球場には「昭和」が溢れていた!



午前中、某大学病院にて再度胃カメラを飲む。逆流性食道炎が気になって今年に入ってなんと二回目。今やすっかり胃カメラヲタクになっている。診断は中規模な食道窄孔ヘルニア?と言う以外は明確な状況は解らズ・・・カメラを飲めば症状が明らかになると医者は言うが、苦労して飲み込んだカメラで余計にのどが気持ち悪い。

娑婆に出て15時間ぶりの飯を摂ろうとチャリンコでぶらついていると、急に我がタイガースの聖地、甲子園の外野でカレーが食いたくなった。で、、ビールも買ってライトスタンドに陣取る。試合は終盤、1-0。長野が滋賀にリード。この所、季節が逆戻りして吹く風は冷たいのだが、ビールをグビリとやり、名物のカレーを食いながら既に二回り以上も若い高校生の試合を見ていると、野球小僧だった子供の頃の何だか懐かしい春を思い出す。
試合を追いながら、それぞれの応援合戦を眺める。
「ウララ~ウララ~ウラウララ~」なんてあんた、アンタら山本リンダなんて知っとるんかい?
まあ選曲は部活の先公だろうから、それこそ「困っちゃう」のは現役のアンタらの方かもなぁ。
その他にも「ワータシ、ピンクのサウスポーォ」だったり、海のトリトンだったり、ルパン三世のテーマだったり、暴れん坊将軍だったり、まあ懐かしい曲のオンパレードなんよねコレ。
そういえば回りを見回しても、リタイアして家から放り出されて来た様な爺様、弁当を食べながらどちらにも拍手を送っている老婦人、子供を連れたお父さん、野球デートの若い男女、丸刈りの高校生等々。老若男女が楽しんでいる。「甲子園」は懐かしい「昭和」の雰囲気のエンターテイメント空間だった。
サッカーの試合じゃこうはいかんのやろうなぁ。多分。

で、昭和メドレーを聞きながら第三試合はレフトスタンドに河岸を移して鳥取の県立高校の応援。
終盤まで大手大学資本の豪農街の私立高校に押されながらも、0-0の投手戦を繰り広げていたが、八回に捕まり一点を献上、結局その一点が決勝点になってしまう好ゲームだった。

既に日は傾き薄ら寒さが増していたが、久々の野球の好ゲームに何故か「六甲おろし」を口ずさみながら一路夙川沿いへ。
 

この所の寒さでなのか、夙川の桜はまだ三分から五分咲。
今日は、久々に良い気分の自宅に帰らない週末だった。